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包丁の研ぎ値段表



ハサミの研ぎ値段表



KWY

一週間、お預かりさせてください。今までにない包丁ハサミの切れ味を引き出します。

直接ご来店いただくか、遠方の方はお送りください。
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チェンソー解説
<<研ぎの極意>>
包丁の研ぎ ハサミの研ぎ バリカンの研ぎ 植木ハサミの研ぎ
  
チェンブレードの研磨
研ぎ屋の独り言
2006-04-29
 お預かりしていましたほうちょうの鍔(つば)が取れました。二丁の鍔を削るのに40分掛かりました。実に難儀な作業でした。  でもこれで次から包丁を研ぐのにとても便利になった筈です。

 包丁の持主のお客様は飲食店の方らしくご自分でほうちょうを研ぐことが出来るか方だと思います。でも今までこの鍔が邪魔を

していてとっても難儀をして研いていたと思います。これで楽にほうちょうを研いでいただけます。
 久しぶりの作業で少し疲れましたが、あと包丁を20丁研がなくてはなりません。

2006-04-29

 画像の上段にある螺子(ネジ)のグループが庄三郎で、下段のものは一般の羅紗(ラシャ)切ハサミのネジです。
 以前お話したことがありますが、この庄三郎のネジの優れたところは、画像の右から二番目にあるコイルスプリングが入っているというところです。

 一般のネジは皿型のワッシャ(座金)でスプリングの機能を得ていますが、このワッシャの材料は殆どが真鍮製なのでしばらく使っているとスプリング機能が無くなってしまします。そして、ハサミにガタが出てしまいます。
 庄三郎のネジに使われているコイルスプリングは殆どがダレずに長い間使っていてもガタが来なくてスムーズな切れ味が続きます。良くぞこれまでのものを考えたものだと感心をさせられます。

 
2006-04-28

  
 ちょうど包丁の研ぎが終わったところです。

 包丁の研ぎはまず刃先の歪を直してから研磨機で荒削りをします。

 次に、砥石で研ぐ前に刃先と柄(ハンドル)をきれいに磨いて汚れや錆を落とします。そしてそれから一丁一丁砥石で研ぎ上げてゆきます。最後に、革で出来た、いわゆる革砥で刃先を最終仕上げいたします。 
 そして最後の作業として、柄の消臭除菌処理をして終わります。 
 画像に写っている「キエル」がその消臭除菌剤です。
 なんともふざけた名前ですがこれがとっても優れものでして、柄に着いた魚や野菜のにおいを消してさらに除菌もしてくれます。

 キエルの素材は植物性で大豆などの穀物エキスを主成分にしていますので、包丁など直接食品に触れる
道具に使っても安全性は抜群です! 当店ではもう数年前より、研ぎ上げた包丁は、みなこのキエルで柄を消臭除菌しています。
 包丁は食品に直接触れる作業をする道具で、よく切れることは勿論ですが、あくまでも衛生的できれいでなければならないといつも思っています。そんな訳でこのキレルを販売しながら包丁の研ぎ仕上げに使っている訳です。
 
2006-04-26
今日も沢山のハサミの修理をお預かりしました。私の好きな「庄三郎」印の羅紗(ラシャ)切ハサミです。なぜこの庄三郎のハサミが好きかというと、とにかく切るときの動きがとてもスムーズなのです。ほかの普通のラシャ鋏は、ネジの部分に鍋型になったスプリングワッシャが二枚付いていてハサミの動くとき当たり具合を調節しています。でも、このワッシャは真鍮製が殆どですぐにスプリングが効かなくなってがたが出
てしまうのです。庄三郎のハサミはワッシャは只のフラットで、その代わりコイルスプリングが付いていますので、いつまでもスプリングが良く効いてがたつきません。他にも庄三郎の良いところがありますが、また次にします。

2006-04-27
こんな包丁の研ぎをお預かりしました。これは、ドイツ製のステンレスの牛刀で刃の長さは24センチと21センチでした。それにこの牛刀には鍔(つば)が付いており、しかも刃の切れるところまで達する全鍔(ぜんつば)が付いています。それでこの鍔を削って取ってほしいと持って来られました。確かにこの鍔が包丁で作業をする人の指を保護してくれていますが、反面これくらい鍔が大きいと、包丁の刃のあごの部分でする仕事が出来ません。
でもちょっと格好が良いし、きっと気に入ってお買い求めになったと思いますが使っているうちにやっぱり邪魔になってきたようです。この種類の包丁は一年に2、3丁持ち込まれますが、この鍔を削り取るのは結構大変な作業です。


 
2004-10-18

福井県の武生地方(現越市)では昔から菜切包丁のことを「ながたん」と呼んでいたそうです。
私どもは職業柄包丁を商っていますがこんな菜切包丁について書かれた本に出会ったのはこれが初めてでした。菜切包丁にまつわる色々なお話がいっぱい詰まっています。
2006-04-25


毎日たくさんの包丁やハサミの研ぎ直しをお預かりいたしますが、最近この研ぎ直しが自分で満足のゆく仕上りならなくてすっきりしない気分です。
決して、研ぎ上げた包丁ハサミが切れないという事ではありません。
自分なりにもっとスッキリできないものなのかという事です。
刃物は切れれば良いではないかと言われますが、もっとそれに気分よく切れる「切れ味がよい」というところまでその刃物の能力を最大限に引き出さなくてはいけないのではないかと考えています。